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2025年3月15日 (土)

北海道とは違う寒さ

2月後半の3連休は金曜日に休めない予定が入ったため後ろの火曜日を休みとして4マス日程を作りました。
結果的に金曜日だと天候不良で予定が崩れた可能性が高く、これは正解でした。

世間の連休と重なっているため、後発で決める行先には制約があります。
それならば…旅費等支払いの工面も含めてauショップでも回ってみようと中国地方をターゲットに。

何年か前に中国地方の未訪問をすべて片付けるために萩石見から出発して山口宇部で帰着するというすごい大回りをしましたが、少し規模を小さくしてルートを設定しました。
広島便が取れたということで、最後に萩石見の朝便で帰ってくるという3泊4日です。

ところが、24日に山陰へ向かうルートとして伯備線のやくもを想定していたものの満席が早くも判明。
豊岡での宿泊は決まっていたので山陰線周りではまかぜにするか、はくとにするかで鳥取市内の方へ抜けるルートになります。
この時点では、同日の天気的に鳥取東部は危ない予報が。(というか豊岡から出られるのか?)

 

Hiroshima-airport-bicycle-hub

広島空港は一度自力移動でとんでもないところを走らされましたが、丘の上だけあってとにかく寒い。
ちょっと前にそれより気温の低い北海道に行きましたが、それとは違う寒さでした。

今回は呉行きバスに乗って市内へ。
ここで長距離きっぷを仕立てることになるのですが、直前に調べるとやくもの空きがキャンセル発生なのか出てきました。
これでルートは確定。ただ、倉敷~豊岡の往復が別途ということでコストは高くなりました。

この時点で道中のルートと、最終宿泊以外は確定。
初日は広島県でのてごろな物件がないため山口県に入って岩国市で、2日目は神チェーンホテルがルート上にあるということで兵庫県まで移動して豊岡市で宿泊です。最終日は空港に近い益田市で…というプランですが売り切れにならなさそうなのと何より天気のリスクがあるためフライトともども保留していました。

山口県は10万都市が6つありますが、山口市以外はすべて宿泊することになりました。
反対に広島県がまったく進まず。移動中に寄り道している廿日市市も呉市も、さらには尾道市もいっこうに宿泊チャンスが来ません。

 

初日の夜は翌々日の天気が気になったのか、ほとんど眠れず。
朝に入る手前で少しだけ眠った…というのはつい先日の北海道と同じでした。

きっぷのスタートはよりによって新岩国駅。
新幹線のルート上そこにしか作れなかったという市街地から離れた場所にあるため、鉄道かバスで向かわなければなりません。

そういえば道中に錦帯橋があったな…と思い出し、早めに出発してバスの乗り継ぎをすることにしました。

 

Kintaikyo-winter-morning

さ、寒い。これ氷点下いってるだろ…!
冷たい風がコンスタントに吹き抜ける朝7:30。

前回も冬型天候で雪が降ってくるという錦帯橋でしたが、今回は雪こそないもののかなりの冷え込み度合い。
協力銭を箱に入れて渡ってみるものの、風が進む気をなくすのと橋の表面が凍結してすべりやすいためあの形状では歩くのも大変でした。こないだ転んだばっかりだし。

新幹線から伯備線のルートできっぷを作っているため、岡山駅で途中下車をするには乗り越しの精算が発生します。
それを嫌って、手前の新倉敷駅で新幹線を下車しました。

そしてルートの分岐となる倉敷駅で途中下車しいったんきっぷのルートを止めます。
さて、宿泊地までは時間がたっぷりあるし3月は四国を回ることだし…瀬戸大橋を渡ることにしました。

2025年3月 8日 (土)

オーバーツーリズムの洗礼を受ける

冬の北海道旅も最終盤。

留萌で2日目の夜を過ごし、雪がそこそこ降り出す中出発。
前回ほんの一瞬だけ留萌市に来たときはまだ健在だった留萌本線で往復でした。

今回は北海道中央バスの都市間便で、区間乗降ができる深川市内まで行くというスケジュール。
深川留萌道に乗るころにはばっちり雪が降る状態で、ときには轍しか前が見えないという場面も。
ちょうど反対側を除雪作業中というタイミングで、追い越し区間の車線は未除雪と最低限のみ通路が確保された状態でした。

深川でいったんバスを降りますが、ここでもしっかりした雪。
ただ、雪の種類が日本海側沿岸と異なり水分も含んだ重たい系のものでした。
ここで傘が本領発揮。パウダースノーだと簡単にはじくと飛びますが、最後はしっかり傘に積もっていました。
なんでここだけ雪の種類が異なるのだろう…

 

距離にして7~8kmですが、妹背牛町までくると雪雲の通り道から外れて天候は落ち着きました。
それどころか雲が完全に切れてすっかり晴れ模様に。
これはこれで真っ白の雪景色を反射するため目が痛くなります。

よってバスを待つのはきつく(またいつ天気が崩れるかもしれないというのもある)タクシーのお世話になることに。
歩いていたらちょうどタクシー会社がありました。

こうして雨竜町に向かっているとどんどん進行方向の空模様が悪くなっていきます。
町の境目を越えるあたりで雪が降り出しました。

 

Uryu-kotobukien-mae-bus-stop-snowed

待合室が機能しなくてもしょうがないなこれは。
小屋の中には簡易な椅子が3脚ありましたが、一部雪が足元に積もりすぎて動かせないレベルでした。
スコップがあったので、バス停周りの雪かきをして足元を整地しておくことに。

すると同じバスに乗ろうとしたおばあさんが登場。
全然地元民じゃないけど自分の行動が役に立ってよかった。
ついでにそのおばあさんともいくつかおしゃべりしました。

その中で気温の話になり、「この冬も温度が高くて、2月の今頃で道路の雪が解けてるなんて…」と。
やっぱり道内の気温は高かったようです。
3日間もあればどこかで真冬日に出くわすと想定していましたが、そうなりませんでした。

滝川市内でアーケードの屋根からあちこちで融雪が落ちてくる場面を目撃しながら、一気に札幌市内まで出てきます。

 

Sapporo-snow-festival-2025

恥ずかしながら情報収集が偏っていて雪まつりの存在を見落としていました。
というか気温高くて雪も少ないと聞いていたから、祭り自体やっていないものだと思い込んでいました。

雪まつり以外にも札幌近郊は国内外問わず訪れる人が多く、その様子にげんなり。
観光以外で来訪する人向けになんらかの手当をしてくれないかな…いや、観光税を入国時に巻き上げてくれ頼むから。

もちろん観光要素ゼロの予定はあり、手短に済ませて市内を後にします。
フライトは45分ほど遅延があったものの運航自体には問題もなく、無事帰宅。通常運転だと冬の日本海側がどんなものなのかはよく体感できたと思います。
ちなみに次の日は札幌エリアでも冬らしい天気になり、新千歳便の欠航がかなり発生しました。

今回、一気に11町村を訪問リストに加えることができました。
ぱらぱらと地区ごとに残りが散在するレベルまで北海道の訪問を進捗させたので、次回は夏以降になりそうです。
利尻・礼文の離島をいつ片付けるかが大きなカギ。

2025年3月 1日 (土)

冬の日本海側の洗礼を受ける

羽幌での一泊目、ついさっき道路で転んだこともあり温泉でしっかり浸ります。
ただ、まったくといっていいほど眠りにつくことができませんでした。

おそらく原因は天候の変化。
夜に雪が降り始めたころに風はほぼなかったのですが、日付が変わってから急に風が激しくなりだしました。
日の入りを眺められるオーシャンビューがこの場合に限ってはデメリットであり、どうしても空気の流れがあるらしくベッドの近くの壁面がカタカタと音を立て続けました。
窓越しにものすごい風の音もよく聞こえます。耳栓がないと、気にする人は無理なレベルでした。

気になって天気予報を見ました。
夜明けまでは風速14m/sの強風、日の出以降もその半分ぐらいがずっと吹き続けるという予報。そこに雪が来たら吹雪確定です。

 

最終的に1時間ほど寝落ちしたようですが、寝てなくてもどうでもよくなったのと後遺症のないようにと朝風呂へ。
体がしっかり温まったこともあって、外出ということでいったん宿を出ました。

近くのバス停は待合室もない場所=バス待ちは自殺行為ということで、強風のなか歩いてバスターミナルへ到達。
もはや傘の意味はなさないだろうと判断し、ここは手ぶらで出発しました。
降雪はなかったですが、パウダースノーということで地面の積雪を風が流す吹雪がすごかったです。

 

始発便に乗って向かったのは初山別村
当初の予定は昼前の便でしたが、その日程でいくと後続の予定に余裕がなく、この天気で遅延したら計画は崩壊します。
なので村に先に行っておいて予定をクリアし、再び宿に戻って朝食をとるというスケジュールに組みなおしたのです。

道中はまだ日の出前の薄暗い時間帯で、途中で降雪にかちあうとホワイトアウトに近い状態に何度か遭遇しました。
指令室と運転手さんは定期的に道路状況を報告するのですが、指令からの「気をつけてね」という無線連絡が聞こえてきました。やはり慣れているのか通常運行でいける範囲みたいです。

Shosambetsu-terminal

初山別のバス停は興味深い位置関係で、札幌との特急便は国道沿いの役場近くにあります。
ローカルバスはそこには止まらず、少しだけ奥に入った国鉄羽幌線駅のあった場所に設置してあるバス停に回り込むように停車します。

ここは朝からスタッフの方がしっかり除雪をしていて、暖房もついていたため心配なくバスを待つことができました。
ちなみに昼前後に1往復していますが、同じ人が引き続き除雪作業を手で行っていました。

 

宿に戻って朝食をとり、今度こそチェックアウト。
そのまま留萌方面へ進んで苫前町に行きました。

行ったり来たりになりますが、そうしないと効率よく時間を組めないほど土日ダイヤは痛いところが抜かれています。
苫前の用事はほぼありません。大正時代のヒグマ事件で有名な町でもあり、役場前にもシンボルとしてヒグマのキャラクターが立っています。

ターミナルとなるバス停はなく、天気が心配でしたがちょうど雲が流れて晴れ間がのぞくタイミングだったのはラッキーでした。

 

もう一度反転して、訪問が飛び地になっている遠別町へ。
この日は一貫して北あるいは西(海側)からの風であり、豊富方面へ向かう場合は前から横からほぼずっと風と雪を受け続ける状況でした。
乗車した便ではちょうど早朝に行った初山別のあたりで荒れ模様のピークでした。助かった…

早朝の予定変更で遠別町で過ごす時間が大幅に増えたのですが、気になった道の駅は市街地から距離は1kmもない近さにあるものの、その間に架かる橋の歩道が除雪されておらず通れる自信がないため断念。
また雪雲が襲ってくるということで早めに買い物と散歩を済ませてターミナルにこもりました。

遠別には至近距離でセイコーマートが奇跡的に2軒あるのですが、それぞれにバスターミナルと沿岸バスの出張所が近接しています。
バス待ちに選んだのは軒下でバスに乗れるターミナルの方です。ここも国鉄駅の跡ですが、上下方向で建物の両側にバスが停車するという特徴があります。
普段はスタッフが駐在するのか、管理人室が中にありました。

 

再び留萌方面へ。一気に留萌市内まで乗り続けます。
この区間だけでフリーパスの半分ほどは元が取れる計算。

留萌の中心部で乗り換えて向かったのは増毛町
一足先に留萌本線が廃止されましたが、留萌市内からの乗車が数えるほどしかなく先行廃線は必然的だったかと。

旧増毛駅舎が開いている時間であればそこで時間をつぶせますが、夕方にはすでに閉館してしまいます。
そうなるとバス停から50mほどのところにある待合室しか雨風をしのげるところはありません。

Mashike-port-nihonkai

そこであえて海を見に行くことに。
いかにも冬の日本海という景色でした。ちょうど日の入りの時間でもあり、急に気温が下がってまた風も強くなりだしました。

 

留萌市内に戻ってきて、最後に残っていた小平町へ。
過疎地域の路線バスとしては珍しく遅い時間でも往復できるダイヤだったため、ここを残しておきました。
沿岸バスの本社が留萌ではなく羽幌という点が大きいのかもしれません。

町内には小平中央地区と鬼鹿地区にそれぞれコンビニが2軒ずつある(集落規模からすると4軒はかなり多い)のですが、フリーパスで運賃を気にしなくてよいのと折り返し時間を短くしようということで後者にしました。

鬼鹿に着く手前でしばらく落ち着いていた通り雪が降り出すという選択ミスかと思わせる場面でしたが、ここは待合室がしっかりしていました。
町の地区支所のような建物とバス停が併設されていて、夜間でも建物の入り口部分だけは入れました。真っ暗ですが。
入った瞬間の暖房の効いた暖かい空気が妙にうれしかったです。

羽幌方面からやってきたバス(まだ最終便ではない)に乗って留萌の宿泊先へ。
道中は小平中央のあたりが一番雪が強かったので、立ち寄り先を鬼鹿にしたのは正解だったかもしれません。

 

ここまでで2日かけて日本海側沿岸部をすべて回りました。
吹雪の予報はずいぶん心配でしたが、現地では通常の気候の範囲だったようです。

ここでも日中は一部雪が解けてアスファルトが見える部分もあり、その影響で再凍結して路面がぼこぼこになった箇所も多かったです。
ちなみに傘をさして歩く場面は少なかったですが、踏みならされていない歩道の雪の深さを測りながら歩くのに傘は重宝しました。

前日寝ていないこともあって、この日はよく寝ました。

2025年2月22日 (土)

冬の雪道の洗礼を受ける

道北日本海側を冬にあえて歴訪する旅。

まず最初の移動で痛手を負いましたが、半ば想定通りで豊富町に到着。
土曜日は午後から雪は降らないとのことで、たしかに穏やかな天気。むしろ完全に晴れ模様でした。

ここからはバスの移動になります。
運行しているのは沿岸バス。かなりの攻めっぷりで特色を打ち出しているのは当然ながら予習済みですが、やはりためらう部分もあります。

しかも種類が複数あったので、(独自色の非常に強い)フリーパスを購入するにあたり事前に友人にどれがいいかを聞いておきました。
友人からはほぼ即答で返事が来ており、購入はすんなり。

なお豊富町では駅併設の観光案内所がありこちらは毎日オープンしています。
最初に国道沿いにあったバスの営業所に行きましたが、土日祝は休みであせりました。パスがなければ2.5倍ほど運賃がかかるだけにもうこれ以上の出費は勘弁…。

上記の通り、バス待ちは駅舎で過ごしました。

 

豊富町内から以外にもぽつぽつと乗客がいたのですが、この区間は国道からは外れたエリアを走行します。
というのも豊富温泉がそのエリアにあって、地元民はみな下車していきました。
見たところ現金支払いではなく回数券を運賃箱に入れていて、町民の足としてはしっかり機能しているようです。

乗客が2人だけになって幌延町へ。
去年の夏に少しだけ訪れた幌延駅を通り過ぎ、線路を越えた先で下車。セコマは駅から10分ほどのところにあります。
さすがに時間をつぶせる用事もないため、駅に戻りました。

夏には気づきませんでしたが、駅舎内の待合コーナーには長椅子のようなものがあり、カーペット敷きになっていました。
その下からわずかに畳と同じイグサの素地が見えていました。
そして、「駅舎で寝泊まりしないで」という貼り紙が。たしかにこれならごろんと横になれるなぁ。

 

JRも走っている区間を外れ、いよいよ留萌管内へ。

Teshio-onsen-yubae-gate

最後の寄り道は最北にあたる天塩町にしました。
過去に作っていた別のプランでは宿泊先にと考えていた施設に立ち寄り、ここで夕食。
さすがに冬限定だと思いますが、なべ焼きうどんを注文。だしがものすごくよくて、完食手前でご飯を入れて雑炊にしたら最高だったことに気づきました。

そして宿泊する羽幌町に到着。
翌日は朝から天気がよくないとのことで、この夜のうちに散歩しておこうと宿泊先から離れたところでバスを降ります。
で、散策していると雪がちらほら。タイミングよくコンビニに到着したため傘を購入。

このあたりの雪はべったりしていないうえ風が吹いたら傘の意味がないのですが、雪は場所によりけりということであえて道内滞在用に仕込みます。
店を出るころにはしっかり降ってきました。

Haboro-river-snowing-night

明日のバス停の場所を確認しておこうと横断歩道を渡ろうとしたところ…両足同時にスリップ。
片足なら体幹の強さでなんとかできた可能性がありますが、両足はどうしようもなく上半身の体勢がほぼそのまま下に落ちました。

少し手首の地面へのつき方がよくありませんでしたが、捻挫には至らず一安心。
いったん溶けては凍るを繰り返す、冬の雪道は本当に怖いものです。でも北海道の冬だとまだこんな路面凍結のしかたをしないはずでは…?

2025年2月15日 (土)

交通不便地帯の洗礼を受ける

建国記念の日は火曜日ということで飛び石になるところ、間の月曜日を会社が休みに設定しました。
ここで生まれた4連休をどうするかは年末あたりから検討し始めていました。

なんだこの北海道の便の埋まり方は?
札幌千歳はともかく、道内の至るところすべての埋まりがすごく1月中旬ですでに手遅れの状況。
がらがらで有名なオホーツク紋別までキャンセル待ちなんて…

そうこうしていると、たまたまJALの札幌千歳便が空きました。逃してはならないとすぐ予約して帰りは確保。
行きはどうしようもないため唯一空きがあった稚内で決まり。
行ったことのない場所とこのフライトの組み合わせなら日本海側しか道程はありません。

 

非常に強い寒気が日本列島をしばらく覆いかぶさるという気象情報にやきもきしながら出発を迎えます。
北海道北部の日本海側は日曜に気圧の傾きがきつくなるという予報ですが、積雪量に関しては本州のような警戒レベルではなく通常運転になりそうと。

稚内空港の天気は雪のち曇りということで、条件付き運航で出発。
内心は新千歳ダイバートの方がいいな…と思っていたぐらいで、どちらかというと最大の懸念は稚内市内からの移動。

というのも、羽田便の接続を取る空港バスに乗ると南稚内駅でJRとの接続ができません。
石油の混じった独特の泉質が有名な豊富温泉など宗谷南部に行くには夕方の列車まで待つしか公共交通の便が非常に悪いのです。

そこで降機しやすい座席を選び、じっさいに1番手で空港ターミナルを出てタクシーに飛び乗ったのですが…
羽田空港混雑で5分だけ遅れたのが致命傷で、駅に着いたら列車のドアが閉まりました。

特急と普通がそれぞれ3往復しかないのだから、中範囲の移動を便利にしてくれよ…と心底嘆きました。
これなら最初からあきらめてバスでやってくるべきでした。

 

列車に乗り継げないということ自体は想定してあったため、別プランの用事を済ませるべくいったんタクシーは降りました。
それが済んで近くにあったタクシー営業所に向かい、直接そこから再びタクシー移動。

豊富町の稚内寄りにあるセイコーマートまで」(セコマは幌延寄りにもう1軒ある)
…ありがとうございます!

行先を告げるや否や、運転手さんのテンションが明らかにあがりました。
1乗車で長距離割引が入るほどなので、掘り出し物に当たったということでしょうか。

 

Toyotomi-sarobetsu-interchange

最終的には稚内~豊富のタクシー代だけで、今回2泊したホテル代を軽く超えました。
1乗車で1万円オーバーしたのも、最終バスを逃してガソリンスタンドにヘルプを求め駆け込んだ5年前の六ケ所村以来2度目です。

想定はしていたとはいえ、交通不便地帯の強烈な洗礼を受けるというスタートでした。

ここまで道内はタクシーのみでの移動でしたが、最北端の方まで自動車道がかなり整備されてきたのを皮肉なことながら体験できました。
士別剣淵から先の全通はまだ時間がかかりそうとはいえ、これだけ道がきれいだと宗谷本線は名寄以北いらなくなるな…

2025年2月 8日 (土)

国内専用ではあるけれど

1月の終わりに思いつきで遠出をしてきた話の続きです。

Hyogo-taishi-town-boarder 

往復とも同じルートにしようと考えていましたが、姫新線のダイヤが変態級におかしい(佐用駅手前の上月駅始発列車がタッチの差で津山駅からの列車より先に行ってしまう)ために乗り継ぎができず、帰りは智頭急行での上郡駅回りになりました。

これを利用して網干駅で途中下車し、太子町へ10年ぶり?に足を踏み入れました。
大阪の同名の町と同じく聖徳太子ゆかりの場所であり、最寄り駅がぎりぎり町内にない点も共通しています。

この時点で帰京するのは飛行機でという腹積もりをしてありましたが、決済するには残金が不足しているということで太子町のauショップで資金補充をしてきました。
網干始発があるということで、ちょうど都合のよい場所だったということです。
前夜の睡眠時間が短かったこともあり、気づけば加古川を渡っている…?いやこれは淀川だ(まもなく下車しないといけない)というぐらいに寝ていました。

 

正月の伊丹~羽田便に乗る際、空港へのアクセスルートとして豊中駅からの徒歩を選びました。
そのときに石橋阪大前駅からのルートを言及していて、検証として実行に移すことに。

石橋駅からのルートは非常にシンプルで、阪急の線路沿いに蛍池駅方面へ進み、途中で折れればそのまま空港に行けるというルート。
これはボードを持ってきた旅ならもってこい…路面舗装がそこそこ粗いですが。
蛍池駅や川の向こうの北伊丹駅と同じくターミナル北側へ入るかたちになります。

で、予約を入れたのは全日空の方。しまった、これはターミナル南側だった。
皮肉にも正月のときは南側に近い豊中駅からのアプローチで、搭乗便はターミナル北側の日本航空でした。逆なら最適解だったのか。

時間としては豊中駅と同じぐらいで30分ほど歩けば問題ないというものでした。むしろ敷地内でターミナルにたどり着く方がそれなりに計算しておかないといけなかった結果に。
梅田からの運賃は豊中~石橋はすべて同じではあるものの道中の距離が少ないぶん蛍池駅からのルートが優勢で、川西や箕面あたりから飛行機に乗る場合に有用といったところでしょうか。

伊丹空港は国内専用ではあるものの規模が大きく航空会社ターミナルも二手に分かれるだけあって、搭乗する航空会社やどこからのアプローチかなどでいろいろ自力アクセスできることがよくわかりました。
羽田空港はロケーションが沖合の埋め立て地なのでアクセスルートが限られ、その点はやや不利です。

2025年2月 1日 (土)

何もしなかった月の最後に

年で最も忙しい時期も過ぎ、例年なら1月の終わりに休みを取るのですが今年は見送りました。
直前でどこかに飛ぼうとしても空きがないというのもあります。

が、さすがにぽっかり予定が空いてしまった最後の週末はやっぱり遠出をすることに。
今年のテーマは…auショップの全都道府県制覇。なんだそれは。

これは支払い専用機が設置してある店舗のみが対象になりますが、カード払い・QR決済用に手元の現金をチャージするときに出てくるレシート(通常の買い物レシートとは異なるビッグサイズ)に店舗名が印字されているというのと、使用頻度も高くチャージの機会もけっこう多いため店舗をはしごするのに支障がないためです。

すでに振り返ると35都道府県に行っていることがわかりました。
中国・四国がエアポケットになっていて、今年はひさしぶりに四国へ行く目的が出来ました。

 

土曜は昼過ぎまで株主優待枠が満席(大阪近辺)ということで、行きは陸路しかありません。
早朝の新幹線で新大阪に向かい、1分ほど遅延してくれた在来線に奇跡的に乗れました。

Sayo-sta-tottori-express-trains-and-loca

山陰特急は全面が非常に味気ないデザインなのですが、写真にすると色合いがよいことに気づきます。
兵庫の西端部にある佐用町へやってきた(今回は乗り継ぎ用事だけ)のは2018年の夏休み以来ですが、姫路から姫新線は初めて使いました。なので立っているプラットホームも智頭急行ではなくJRの方です。

ここまでは新しい車両でしたが、西日本ではおなじみローカル用の車両に乗り換えです。
兵庫県を越えようとするあたりから、制限速度25km/hの徐行運転区間が現れます。帰りはこれのせいで寝落ちしました。

Michinoeki-saisaidyaya

姫新線といっても津山や新見まで行くわけではなく、岡山県に入ってすぐの美作市が目的地。
新大阪駅から中国道の高速バスが1時間おきにあって、2016年の夏休みに訪れたときはバスでした。このころは倍ほどバスの本数がありましたが、需要の減退でそれなりの規模になったようです。
今回は宝塚周辺の渋滞遅延を嫌って今回は往復とも鉄道のルートです。

美作市の中心市街地はちょうど美作インターチェンジと林野駅の間の国道沿いに広がっていて、精算機が設置されたauショップもロードサイドにあります。
うまいぐあいに折り返しが1時間ということで、市内を散歩しました。

 

ちょうど曜日の配列で1月は31日が金曜、その翌日土曜は月が替わります。
ここで気づきました、競馬に1円も投じなかったことに。

前半は土日で仕事した日もありましたが、ちょこっと参戦を考えた日すらなかった年の初めでした。
2025年の競馬始めはいつになるやら。

2025年1月25日 (土)

15分弱の新車体験

中央線・青梅線にグリーン車の運用が始まるまで2か月を切りました。
順次取り付けをしていく必要があるということで、7割ぐらいは12両編成になってきているでしょうか。

年が明けて、新宿駅で乗り換えて東京駅へ向かう用事がありホームに降りると運よくグリーン車つきのがやってきました。
しかもたまたまグリーン車が止まる位置で待っていたということでどんなものか見てみることに。
普通列車のグリーン車を使う機会はそこそこありますが、お試し期間の無料開放は初めてです。

Chuo-line-e233-green-car-display-2

客室インテリアは横須賀線・総武線で運行しているものとまったく同じといってよいでしょう。
お試し期間中は無線LAN・トイレ・ゴミ箱の利用は未解禁です。
新宿駅でかなりの降車客がいてもそこそこ埋まっていたので、中野駅を出るときには相当詰まっていたはず。

もちろん東京駅での折り返しで客室を閉めて清掃するのもまだです。
ひっきりなしにタッチアンドゴーのように出たり入ったりする東京駅の中央線ホームですが、ドアを大きくしたとはいえ車内通路幅はそのままなので降車に時間がかかりそうなのが気がかりです。
新宿駅でもかなり時間がかかっていました。これは有料化で落ち着くかもしれませんが。

乗ってはみましたが、個人的には使う場面がなさそう。
というのもグリーン券は他線区に通算できないとのことで、これが決定打でした。中央線の利用は短区間の細切れになることが多いよそ者には縁遠いものでした。
グリーン券の通算が認められたら話は大きく変わるのですが…

 

Kintetsu-8a-yasashiba

新型といえばこちらも。
近鉄が導入した新しい車両に、年末年始の短い期間とはいえけっこう乗る機会がありました。

従来車両にもずいぶんと内装リニューアルを施していて、大型の車内ディスプレイなどは既出でしたが写真の新種座席はやはり斬新。
最終日にもこれが当たったので利用しました。壁際の床面にあるのは配線のカバーではなくキャスターのロックに使うもので、これは非常にいいアイデアだ…と思いながらキャリーケースをそこにひっかけました。

特急車両以外がずっと更新されず他社に取り残されていた感が強い近鉄でしたが、投入と入れ替えが進めばぐっと差が縮まりそうです。

2025年1月18日 (土)

偶然と偶然がつながる

全国いろいろなところを歩いていると、下調べをしてから出かけているわけでもないため偶然の発見がよくあります。

Toba-high-school

大津の方に用事を作った道中、人でごったがえすのが明らかで毛嫌いしている京都駅(せめて改札内の乗り換えにとどめたい)を避けるため、東寺駅で近鉄を降りて九条通りを歩いていて発見。
通常だと東に向かって東福寺駅に向かうのですが、正月三が日の最中ということで伏見稲荷の参拝客が多いJR奈良線は使えません。それならば西大路駅まで行ってしまえということで西に向かっていました。

バスケ部出身の知人の母校ということでしたが、南区役所のすぐ近くに所在しているのは知りませんでした。
高校野球が好きな人ならほぼ予備知識として持っているであろう京都第二中学をルーツに持ちます。

 

Toyonaka-high-school-baseball-origin-mem

岐阜での宿泊を含めて9日の滞在を切り上げていざ伊丹空港へ。
十三駅から阪急に乗ることにしたのですが、距離の都合で蛍池駅だと少し運賃があがる(梅田駅から乗っても変わらない)ということで一つ手前の豊中駅で下車してそこから空港まで歩くことにしました。

時間は全然問題ないということで距離は少しありますが道のりとしてはけっこうシンプルなルートです。
ということで住宅街を歩いていると…十字路の一角に公園でもないスペースが。

2024年は甲子園球場100周年(たしかに1924年は甲子の年です)、なので甲子園ができるまでは豊中で現在でいう高校野球をやっていたのは知っていましたが…どこに球場があったのかはまったく知りませんでした。
現在は完全に住宅街となっていて、突然ぽつんと跡地が現れます。

この2つはどちらも偶然通りがかったうえでの発見でした。
で、記念すべき第1回大会で優勝したのは…ここで2つの偶然ががっちりリンクします。

 

さて、伊丹空港への自力移動アクセスはこれで3通りを体験しました。

もっとも楽なのはやはり蛍池駅から。空港方面が下り勾配ということで阪神高速の下まで出るのは早いです。
豊中駅も千里川を渡るまではまっすぐなのですが、ここから少し工夫が必要なことがわかりました。

伊丹市側からのアプローチだと、北伊丹駅から猪名川を渡るルートがあります。
2回やってみたことがありますが、ここまでのルートでJR縛りがないとあまり使わなさそうです。離陸直後の飛行機をたくさん間近で見られますが。

あとは石橋駅…梅田から遠い方に離れるため出番はなさそうですが、一度試してみる価値はあるかもしれません。

2025年1月11日 (土)

長い冬休みを使って

曜日配列としては5年ぶりになる年末年始。
27日の金曜日が年休扱いということで10日のロングランになりました。

最終日は予備として空けるものの、それでも9日あります。
盆地で冷える実家にあまり滞在しすぎるのも考え物ということで、西へ移動しながら宿泊をはさむことに。
去年はこのパターンで能登空港へ飛び、帰りが成田へのダイバートという運に恵まれた最初と最後でしたが…今回は通常通りでした。
(ちなみに5年前は新型コロナに一足先に罹患した)

さて、大手私鉄で旅客向けの設備投資が進んでいないと思われるのが名鉄と南海。
この2社はとにかく券売機の世代交代ができていませんでした。南海は数年前にぐっと置き換えが進みましたが、名鉄は旧世代のまま。
これはICカードに対する機能(チャージや履歴印字など)を基準にしています。

去年の夏休み、最後に豊田市内で宿泊した際に名鉄の券売機や精算機が新型になっているのに気づきました。
ためしに猿投方面の無人駅にも行っていると同様の置き換えが済んでいました。
そこから1年ちょっと経つということで、どんなものか岐阜方面へ見に行ってみようということに。
夏に各務原で宿泊したばかりですが、このときはまだ券売機が古かったのを覚えています。

 

世間的にも27日を休みにしている人は多いようで、20日前には選び放題だった東海道新幹線も最終的には満席になっていました。
この時期に陸路というのは久しぶりですが、荷物の置き方のマナーの悪さには辟易しました。車両最後方のスペースに勝手に置くなっての。

岐阜まで向かい、荷物を軽くしておこうと先にホテルでチェックインしました。
岐阜市からでも歩いて15分ほど、ほぼ市内といってもいい岐南町に新しくできたホテルで泊まります。岐南に来たのは10年ぶりぐらいになるでしょうか。
岐阜県の交通の要衝である岐南インターチェンジがすぐそこで、ロードサイド店舗も多く個人的には非常に泊まりやすい場所でした。

Egira-sta

それにしても寒い…!
関東平野部は11月26日から1月6日までほとんどまとまった雨が降らないという天気でしたが、濃尾平野は時折北西方向からの雨雲が雨や雪を降らせるようで、到着直前まで雨が降っていたという状況でした。
そのあとは晴れ間が出ていたものの、風が非常に冷たく体感気温が関東とはまったく違いました。

本当はこのあたりで1駅分ぐらい歩いてみようと考えていましたが、あまりに寒いのと少しばかり雨またはみぞれが降っているということで断念。
とりあえず駅の外に出ただけで終わったのがこの江吉良駅です。ご覧の通り、青色の最新型券売機にチェンジしています。
羽島線ができたころは竹鼻線との分岐駅でありながら通過も多かったそうで、竹鼻線の部分廃止で逆に停車本数と利用客が増えたレアケースになります。待合室もないためホームの壁で風をしのいで待ちました。

この日は各務原方面にも行ってみましたが、夏に来たときからわずか4か月の間で各務原線の券売機・精算機も最新型になっていました。
今回は岐阜県エリアしか確認できていませんが、知多半島やら東三河の方もまた見に行ってみるか。

 

なおその5日後になる元日は和歌山方面に出かけ、南海加太線の沿線を散歩しました。駅間が短いのと本数が少ないため、歩いて回った方が効率がよいです。
以前の南海だと、赤色の券売機(ICカードの機能なし)と乗車証発行機がセットになって設置されていましたが…ほとんどの駅で黒色の券売機&黄色の精算機に置き換わり乗車証発行機は撤去されています。
非常にマニアックなことをいうと、券売機の機械番号がどうも駅ごとに連番になっているようで加太線だとアルファベットがつながっていました。

その反面、本線から加太線が分岐する紀ノ川駅はいまだに設備が古いままでした。
有人駅なのか精算機すらなく、客自身でICカードのチャージ等を行うことができないままです。

とりとめもない話でしたが、総じてこの年末年始も暖かめで天気の大崩れもありませんでした。

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